Ana's life in Sweden

韓国延世大学の語学堂にて勉強しながら、スウェーデンと日本を行き来しています。

スイスでおばあちゃんのお誕生日パーティーとコース料理

昨日スイスよりスウェーデンへ戻ってきました!

 

スイス滞在中には、彼のおばあちゃんの90歳の誕生日をお祝いするパーティーに行ってきました。これが今回のスイス旅行の目的です。

会場のレストランはおばあちゃんのお家から2~3分歩いたところにある地元で人気のレストランでした。4階建てくらいある大きいレストランで、窓に赤いお花が飾ってある伝統的な建物だったので入る前からわくわく!気になっていたんです、この伝統的な作りのお家の中がどうなっているのか。

 

案内されたお部屋はびっくりするほど広くて、レストランが少し高台にあるので大きな窓からはスイスの草原と山並みが見渡せました。なんて開放感があるお部屋。

20人ほどの席が用意された長テーブルには、おばあちゃんの趣味に関するものがずらっと飾り付けられていました。編み物の毛糸やパズルのピース・お花のバスケットやバラの花びら・季節ものの栗やほおずき・かぼちゃの形をした置物・happy birthdayと書かれた小さな紙などが所狭しと並べられていて、かわいいのなんのって…!!!

どうやらこのお店、予約をするときに頼んでおくとリクエストに合わせて飾りつけを考えてくれるようなのです。すてきですよね。

 

食事はなんと合計4時間ほどかけてゆーっくりコースが運ばれてきました。こんなに時間がかかるものだとは思っておらず、お開きになる頃にはランチの時間はとっくに過ぎて夕方になっていたのでびっくり。

 

最初はワイン(シャンパンだったかも?)とアプリコットジュースやスパークリングウォーターなどいろいろなものが入ったオリジナルのノンアルコールドリンクが選べて、スタンディングのままひたすら挨拶をしつつ全員が集まるまで待ちました。

若い世代は私と彼、彼の妹さんくらいで、あとは彼のご両親やおばさんカップル、おばあちゃんのご兄弟やそのご家族がずらっと勢ぞろい。おばあちゃんはなんと9人家族の上から3番目らしく、そのうちおばあちゃんを含め7人がご健在とのことでした。みんな腰も曲がっておらずしゃんとしていて、すごく健康そうで元気いっぱい!スイスのお年寄り、すごいなぁ。

彼のおばあちゃんも最近少し物忘れが激しくなってきたり数年前に旦那さんが亡くなってから精神的に落ち込むことが多くなったとのことですが、そのほか補聴器を付けている以外は特に問題なさそうで、久しぶりの家族との再会にすごーく嬉しそうで終始にこにこ。かわいかったなぁ。3年ぶりに会う私のこともしっかり覚えていてくれました。

 

去年90代で亡くなった私の祖母は晩年腰が曲がって小さくなってしまいましたが、彼のおばあちゃんは本当にしゃんとしているんですよ。身長は少し縮んでしまったそうですが、160cmある私よりも背が高いです。すごいよね。

 

さてさてパーティーでのお料理ですが、まずはAmuse boucheとしてパンプキンスープ(これが少しカレーの味がしておいしかった!)・前菜としてものすごくものすごく新鮮そうなガーデンサラダとパン・メインはマッシュルームのソースをかけた小さな豚肉のステーキが三切れにお豆やにんじん、ビーツなどのお野菜のプレートと付け合わせにポテトフライ・後から一口コロッケ・クレームブリュレや地元の梨のピュレやバニラクリームがのったケーキ、チョコムースやプラムのジェラートが少しずつ盛られたデザートプレート・コーヒーもしくはお茶という流れでした。

スパークリングウォーター・赤ワインなどはウェイターさんが何回もテーブルを回って継ぎ足してくれました。

驚いたことに、それぞれの食事が食べ終わる頃になると、ウェイターさんたちがお代わりがのったプレートをもってテーブルを回ってくれるんです。おじいちゃんおばあちゃんたちもせっせとお代わりをして食べていました。食べっぷりがすごい!

 

田舎のレストランですが、ウェイターさんたちのサービススキルがすごく高くて驚きました。私のみ現地の言語が話せないのですが(見た目がアジア人なのでわかりやすい)、それを察したウェイターさんたちがみんなで情報共有をしてくれたようで、私には必ず英語で話しかけてくれました。彼曰く、夏の間(といってももう秋ですが)だけアルバイトをしてお小遣い稼ぎをしている地元の高校生もちらほらいたようですが、みなさん本当にスキルが高いしゲスト一人一人への話しかけ方なども徹底されていてすごく気持ちが良かったです。

 

その上トイレがすごくかわいくて清潔だったのが印象的でした。日本人特有(?)かもしれませんが、やはりトイレがきれいなレストランは嬉しいです。そこまで意識が届いているところもオーナーさんの熱心さとこだわりが伺えます。トイレのきれいさ=おもてなし力ですよね。

 

このレストランに来て面白かったことが二つ。

一つ目は、パーティーが行われていたお部屋の大きな窓の外からちょこちょこ猫ちゃんが顔を出すんです。一生懸命「私も中に入れて!仲間に入れてー!」といったようにせがむんですよ。猫好きの彼の家族はみんな猫を中に入れたがっていましたが、レストランということもあり断念。その猫ちゃん、結局3回くらいトライしに来ていました。なんとも粘り強いスイス猫。このレストランで飼われているのかご近所さんの猫なのかわかりませんが、とにかくかわいかったです。

二つ目は、ウェイターさんたちのまとめ役をこなしていた若めのウェイターさんについて。おばあちゃんの兄弟の中で一人ずーっとにこにこしているかわいいおじいちゃんがいたのですが、そのウェイターの女の子がにこにこしているおじいちゃんを対応するこ時にちょっとカジュアルな言葉を使って話しかけていることに彼が気づいたんです。でも、二人は無駄話など一切することはなく、あくまでもお店側とお客さんという感じでほとんど目を合わせることもなく超クール。でもこの二人、実はおじいちゃんと孫だったそうなんです!二人の様子からは一切そんな雰囲気が出ていなかったので、おもわずえー---ー?!となりました。大好きな孫のお仕事を邪魔することなく対応するおじいちゃんも、少しも馴れ合いなどせずひたすらプロフェッショナルにお仕事をこなすまだ高校生らしいお孫さんも、どっちもすごいわぁ。

 

そんな感じでレストランでのパーティーは終わったのですが、なんとなんと、この後おばあちゃんのお家に戻って全員でお茶会ならぬデザートタイムが始まるんです。さっきレストランで大きなデザートプレートをたらふく食べたのに・・・

 

お茶会の様子は、また今度。