北欧生活 ~スウェーデンライフ~

語学の勉強やK-POP、Netflixを嗜みながらスイス人の彼とスウェーデンで暮らしています

私から見たスウェーデン人とは

皆さんに質問です。スウェーデン人に会ったことってありますか?日本にいて北欧出身の人に会うことはきっとなかなかないですよね。私も日本を出て留学などをするまでは、北欧の人に会ったことがありませんでした。

そして、スウェーデンに住み始めてスウェーデン人を観察している中でいろいろと面白い発見があったので、共有していきたいと思います!!!

 

①ひたすら背が高い

これはイメージ通りかもしれませんが、とにかくみんな背が高いです。調べたところによると、男性の平均身長は180cm、女性は167cmくらいだそうです。男性の平均身長が183cmにもなるオランダなどに比べるとまだ低い方ではありますが、それでもやっぱりスウェーデン人は背が高い!

私は身長160cmあり、日本では自分はそれほど背が低いと感じないですが、スウェーデンに住んでいると自分がだいぶ小さく感じます。182~183cmほどの身長の私の彼も、スイスなら結構大きい方なんだけどこの国に来てから自分が小さいってよく感じる…と言っていました。

そういえばこの前近所のスーパーに行った際にお父さんと二人でお買い物に来ていた中学生くらいの男の子を見かけたのですが、お顔は完全にまだ子供なのに身長が私のかれより大きくてびっくりしました。。。185から190くらいはあったでしょうか。お父さんももちろん大きくて、やっぱり背が高い人が多いな~とびっくりすることが多々あります。

 

②みんな金髪

肌の白さももちろんですが、現地民はとてもきれいなブロンドアをしている人がものすごく多いです。海外だとよくブロンドに染めてなんちゃって金髪の人がいますが、スウェーデンの人はもう生まれつききらっきらの金髪をしている人が多いんですよ!背が高いうえ、健康を気にして体を鍛えている人も多いのでスタイルも良い人が多く、モデルさんみたいな人がゴロゴロいます。きっと日本人が見たらうっとりしちゃうこと間違いなし。

でもそんな彼らはアジア人のようなストレートの黒髪に憧れていたりするんですよね。人間欲しいものねだりです。

 

③とにかく静か

スウェーデンに来て一番びっくりしたのは、バスやトラムの中がとても静かなことだと思います。時々電話で通話中の人はいますが(移民の人なことも多い)、そんな例外を除き公共の場ではすごく静かなんです、スウェーデン人って。日本以外の国だと大概大声でおしゃべりや電話をしている人を見かけたりするものなのですが、スウェーデン人は日本人と同様で公共機関の中などではあまりしゃべらず自分の世界に浸ってい…いや、静かに過ごしています。

この点は日本の文化で育った私にはすごくありがたいことで、静かに窓の景色を眺めたり読書に集中できたりするので助かっています。

 

④常にイヤホン・ヘッドフォン

スウェーデン人がとにかく静かなのは、常にイヤホンやヘッドホンを付けているからかもしれません。いやむしろ誰とも話したくなく、自分の世界に入っていたいのでイヤホンやヘッドホンをしているのかもしれません。とにかく話しかけるなオーラが出ています(勝手な偏見)

冗談ではなく、私が住んでいる地域では道ですれ違う人・トラムの中で見かける人の8割~9割はイヤホンかヘッドホンをつけています。これってけっこうすごい確率だと思うのですが…

しかも若い世代の人たちだけではなく、ヨボヨボ(ごめんなさい)のおじいちゃんまでかっこいい最新型のワイヤレスイヤホンを着けていたりするからもうびっくり!日本のお年寄りだったらまず操作できないと思うわなんて密かに思ったり。ちなみにスウェーデンで有線のイヤホンを使っている人はほぼいないと思われます、1回しか見たことがないです。でそう思うとスウェーデンって進んでるなぁと思います。

昨日JO1のたくみくんとNCTのゆうたくんが登場しているバッグの中身紹介の動画を見ていた時、たくみくんのカバンから2つも有線イヤホンが出てきたのを見て「あぁそうか、日本ではまだ優先イヤホンを持ち歩いている人も多いのか…」と思い出しました。私は優先の物は持ち歩いていませんが、お家でパソコンにつなぐヘッドフォンは有線のものを使っているから、私もまだまだ旧式のものが好きです。

ちなみに、スウェーデンで人気がありそうなブランド(製品)はMarshall・BOSEAir Podsあたりでしょうか。使っている人を頻繁に見かけます。ちなみにSONYのワイヤレスイヤホンもけっこう人気があるようで、この前バス停で若めのお姉さんがかっこよく使いこなして(着けこなして?)いるのを見ました。まるでSONY製品の公告のようでした…日本のブランドのものを選んで使ってもらえているなんて、ちょっと感激。

 

⑤仕事よりも家族

皆さんもよく耳にすることかもしれませんが、スウェーデンは家族との時間・家で過ごす時間をものすごく大切にします。産休・育休ももちろん積極的にとれるようですし、街でもベビーカーをせっせとひいた子育て奮闘中のお母さんや子供と一緒に乗る用の自転車をビュンビュン走らせているお父さんなんかの姿も目立ちます。

家族やプライベートの方を最優先しているので、これで国家や会社成り立つの?ってくらいお仕事はゆるそう・・・有休もとんでもない数をもらえたりするわけで、彼の職場では夏休みシーズンなんかは特に2週間~一か月くらい同僚がみんな職場から消えるそうです。みんなその間家族と一緒に過ごすわけですが、誰も文句言わないです、お休みするのが当たり前だから。

有休については、コロナ期間で旅行に行けず去年からの繰り越しの有休がたまりにたまってしまった私の彼は、たしか70日以上も有休がたまってしまってどうやって使い果たそうか頭を抱えていました。恐るべきスウェーデン。日本では有休が足りなくて困ることはありますが、ありすぎて困ることはなかなかないですよね。

 

彼の職場の上司も子育てで忙しく、お子さんの幼稚園のお迎えを奥さんと役割分担をしているので毎日15時になると帰宅するそうです。(でもその代わり朝6時から働いているらしいけど)

私はお仕事はほどほどに、そして家族の時間を重要視するスウェーデンの文化は気に入っています。

 

⑥走るの大好き

スウェーデン人、暇さえあれば体を動かしている人が多いです。サイクリングをしている人もとても多いですが、それよりも目立つのがランニングをしている人。朝でも昼でも夜でも、どの時間帯でも走っている人が多いんです。。。

街は車道の横に自転車用と歩行者用のラインが作られているところが多く、きちんと整備されているのでランニングもしやすそうです。それにしても、本当に運動が大好きなスウェーデン人、私も見習わなくてはといつも思わされます。

 

⑦ジムが大好き

運動が大好きなスウェーデン人、ジムも大・大・大人気!!!!至る所にジムがあり、日本のコンビニレベルにジムがあります。恐ろしい…

先日夕方に近所の事務の前を通りかかったところ、ジムが大混雑していてぎょっとしました。すべてのマシーンが人で埋まっている…日本だと東京でもちょろちょろ人がマシーンを使っている状況が多いようですが、スウェーデンともなると混雑する時間帯はマシーンの取り合いになるほどに。

でも、寒かったり天気が悪くてお外で運動がなかなかできないときは便利ですよね。そういう点もあり、ジムが発達したのだと勝手に推測しています。

 

⑧知らない人とは一切話さない

最後にご紹介したいのは、スウェーデン人のコミュニケーション力について。

私がロンドンで生活していた頃は、本当にみんなフレンドリーで、スーパーのレジのおばちゃんやレジの列に一緒に並んでいた人等初対面の人でも楽しく会話をすることも多々あったし、コミュ障が多い日本でさえ(ちょっと田舎だからというのもありますが)お散歩していてすれ違った人とあいさつを交わしたりもしていました。でも東京だとあまりそういうことはないか。

スウェーデン人は、ご近所さんであっても知らない人・知らないと認識した人とは一切言葉を交わしません。自宅のアパートのエレベーターに乗るときにすれ違ったり、狭いところを歩いていて道を譲ったり、お店に入る際後ろの人にドアを抑えてあげたとしても声を掛け合わないんですよね。そして真顔、笑顔なし。ぶつかっても謝ったりする人もあまりいない気がします(これはもはや礼儀の問題?それとも私の単なる愚痴か?!)スウェーデン人は表情が乏しい人も多いこともあり、すごく冷たいという印象が強いです。

でも心配ご無用、何かのきっかけで会話が始まるとみんなぱっと笑顔になり、会話がはずんだりします。

とにかく警戒心が強いのか、他人は他人だという認識が強いのか、知らない人とは会話をしたがらないスウェーデン人、誰にでもガンガン話しかけてしまう私からすると謎でたまりません。シャイなんでしょうか?そう考えるとちょっとかわいいですね。

 

今回はスウェーデン人を観察していて気付いたことをご紹介しました!いかがでしたでしょうか?

他にもまた何か発見したらご紹介させていただきます。